top of page

理想とする写真って何だろう?

  • 執筆者の写真: Kaie Ayukawa
    Kaie Ayukawa
  • 2018年1月25日
  • 読了時間: 3分

更新日:2018年5月23日

「自分が理想とする写真って何だろう?」


これは、いつも自問自答している、"いや正確には自答できない"問いのひとつ。多分、僕にとっては永遠のテーマなのだと思います。大袈裟ですね笑


今に始まったことではありませんが、携帯電話やスマートフォンの普及。カメラの小型化・軽量化が進み、"いつ"、"どこでも"、"誰もが"、"手軽に"、写真や動画を撮影し楽しめる環境になりました。これは、僕にとっても都合が良く、またありがたいことでもあります。


撮影機会が爆発的に増加し、以前にも増して様々な瞬間を切り取るようになりました。それと同時にジャンク的な写真も激増し笑、更にデータ保存容量もバカにできないくらいに必要となりました。あとフィルム代・現像代も笑


元々ひとつの被写体に対して、それほど多くの枚数を撮るタイプの人間ではないのですが、それでも一日の撮影枚数はかなりの枚数となります。決して、安易に撮っている訳ではありません。自分なりの想いをもって撮っているつもりです。ほとんどが使えない写真ですが笑


ただ撮れば撮るほど、自分が "本当に撮りたい写真"は何なのか"が分からなくなり、撮影スタイルやコンセプトがブレ始め、自爆となります笑



そんなことを繰り返し現在に至る訳ですが、"写真が好き"ということだけは変わりません。


稀に納得のいく一枚が撮れることもありますし、ふと撮りたい写真の色や構図が無意識のうちに浮かぶこともあります。なかなかイメージ通りには撮れませんけど笑


今まで撮ってきた写真のスタイルやコンセプトはバラバラで一切統一感はありません。使う機材も固定されていないし、撮り続けている被写体もありません。でも、いつも"何か"を撮り続けている。これだけは事実です。


写真やカメラに関する知識や技術は持ち合わあせていませんが、それでも"撮っていて楽しい"んですね。


プロ・アマを問わず、多くの写真家の方々の作品を観て、作品の統一感や機材に対する拘りに影響を受け、日々感動しています。


影響を与えてくれる方々の作品には、"何か一本通ったもの"を感じるんです。


それは、その方々の"理想"が表現されているからだと思います。そんな"理想"を表現できることに尊敬や憧れを抱き、自分も真似してみたいと思うことも多々あります。ただ、残念ながら僕にはそれが表現できません。センスもないし、腕もないので…


それでも、撮ると楽しい。


今は、それだけで十分なのかもしれません。いつもの通り道。何気ない風景。夕焼け空。たまに人。「あ、今だ」と思って、二度と会えない瞬間を切り取りたくなる。この感覚を大切にしたいと思います。


理屈ばかり考えていても仕方ないし、楽しくなくなっちゃうかもしれない。楽しいと思えることがあるだけでも幸せですね。


とりあえず、今の自分が"表現できるもの"を最大限に表現することを考えた方が良いのかもしれません。大した表現力はありませんが笑


いつも何かを表現し続けていれば、そのうち何かが見えてくるかもしれないですしね。


でも、自分の理想とする写真とは何なのか。自分のことだけど、自分が知らないもの。まだ気づいていない自分の中にある何か。


これからも、この難解な問いの答えを探すのかもしれません。


留言


  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube

​© 2018 by MISTGRAPHY. Proudly created with Wix.com

bottom of page